
この人の うすばかげろふ のやうな体が、舞台の上でしなしなと揺れるときに、或る危機感を伴つた抒情美があふれ出る。そして何よりも大切なのは、その古風な、気品のある美貌なのである。(三島由紀夫「玉三郎君のこと」より)
『椿説弓張月』で白縫姫を演じて以来、歌舞伎作品では『鰯売恋曳網』、『地獄変』、「近代能楽集」から『班女』、そして『サド侯爵夫人』、『黒蜥蜴』など多彩な三島演劇を演じられた坂東玉三郎丈をお迎えし、高橋睦郎(詩人)、中村哲郎(著述家)を聞き手として、三島との出会い、三島歌舞伎の魅力、いま三島文学を読み直す意味についてお話を伺います。
- 開催日 2025年1月29日(水)
- 開催時間 午後2時~4時
- 会場 国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール
- 参加費 5000円(一般)、1500円(学生)
- こちらより情報発信中です。
- 以下より参加登録をお願いたします⇒本イベントは「坂東玉三郎、三島由紀夫を語る」として、『新潮』(2025年6月号)で活字化されました。